アラヤ、顔画像から脳の状態を推定するアルゴリズム「Face2Brain」を開発
~カメラを活用してドライバーや作業者の覚醒度の低下(集中力の低下・眠気等)を検知〜
AI(人工知能)の技術開発・ソリューション提供を手掛ける株式会社アラヤ(所在地:東京都港区、代表取締役:金井 良太、以下 アラヤ)は、AI技術とニューロテック(ブレインテック)を掛け合わせ、顔画像から脳波を推定するアルゴリズム「Face2Brain」を開発しました。
■市場・背景:ブレインテック市場の拡大により脳波センシングの需要が拡大
ブレインテック(ニューロテック)とは、脳の活動をモニタリングする技術や、脳を刺激し治療や能力向上をうながす技術などの”ニューロサイエンス(神経科学)を応用した技術”です。
ブレインテックの市場規模は、4兆円規模(※1)とされており、これから増大すると見込まれています。また、アメリカ、ヨーロッパを中心に1200以上の企業が存在し、企業に対する投資の総額は2020年には2010年の21倍の投資額にあたる80億ドル(約9000億円程度(※2))まで増加しています。
一方、ブレインテックを活用するためには、頭部に脳波計を装着する必要があり、装着時の負担感がブレインテック実用化の壁となっておりました。
(※1) ブレインテックが切り拓く5兆円の世界市場 第1回 ブレインテックの現状 (三菱総合研究所調べ)
(※2) Neurotech Investment Digest(Neurotech Analytics Limited)
■カメラを活用して脳の状態が推定できる「Face2Brain」
Face2Brainとは、顔画像から脳波を推定するアルゴリズムです(特許出願中)。本アルゴリズムを顔画像が取得可能な機器(車載カメラやWebカメラ付きPC等)に搭載もしくはAPI連携することで、脳波を推定し、覚醒度の低下による作業者の眠気や注意力の変化の検知が可能となります。
【特長1:脳波計の装着なしに脳波を推定可能】
表情と脳波の関連性に着目し、ディープラーニングを活用して顔画像から脳波を推定することで、「脳波計の装着なしに脳波を推定するアルゴリズム」を開発しました。車の中や病院など、脳波計の装着が困難な環境でもカメラさえあれば脳の状態を捉えることができます。
【特長2:脳の状態に基づく覚醒度(眠気等)の推定が可能】
Face2Brainによって推定された脳波は、特に覚醒度を示すデルタ波において高い相関性を有します。そのため、車の運転時や、建築現場・製造現場などの注意力や判断力が求められる現場での活用に適しております。作業者の状態のモニタリングを通して、作業者への休息指示を行うなど、安全管理への応用なども想定しております。
【想定使用シーン】
■商品概要
商品名:Face2Brain
サービスサイト: https://www.araya.org/service/neurotech/
<株式会社アラヤ 会社概要>
会社名:株式会社アラヤ
代表取締役:金井 良太
所在地:〒107-6024 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル24階
URL:https://www.araya.org/
【お問合せ先】
株式会社アラヤ
お問い合わせフォーム:https://www.araya.org/contact/