商業施設・不動産・小売業界向けAIソリューション
はじめに
アラヤは既存技術とお客様に合わせた個別開発を組み合わせることで、業務で“本当に使えるAI”を実現し、お客様の業務課題を解決します。
ここでは、商業施設・不動産・小売業界向けのAIソリューションの例についてご紹介します。
商業施設等の課題1:顧客行動の把握
商業施設等では、どのような施策・店舗レイアウト・商品陳列が顧客の購買行動につながるかを試行錯誤することが多いですが、来店客の行動の可視化・定量化が難しいため、検証が困難です。
この課題に対し、アラヤの画像認識AI技術により、顧客行動の可視化・定量化を実現します。
例えば、施設への入店者・店舗前の通行者のカウントや、施設内・店舗内の顧客の流れ・行動の把握・解析が可能になります。また、サイネージやポップなどに対して顧客がどのくらい関心を持ったかの可視化もできるようになります。
これにより、施設・店舗のプランニングやマーケティングへ活用いただけます。
関連デモ動画
・以下の動画は、人の動きをAIがトラッキングしている様子です。比較的人数が多かったり、カメラから離れた位置にいる場合でもトラッキングができています。また、フロアマップと人の現在地を対応させることもできています。
この技術を施設内・店舗内に応用することで、人の動きを記録・解析することが可能になります。また、性別や年齢ごとの解析も可能です。
商業施設等の課題2:在庫カウントの自動化、迷惑駐車・不審物・迷子等の検知
業務効率化は、あらゆる企業・施設において求められます。特に、在庫のカウントなど、自動化するのが難しく人の目によって行われている作業があります。また、施設が広い場合、迷惑駐車・忘れ物・不審物などがないかを人の目によって常に監視・警備することは困難です。
これらの課題に対し、アラヤの画像認識AI技術により、業務の効率化を支援します。
例えば、在庫の数量などを、従来は人がカウントしていたものを、AIが画像から数値化することが可能です。また、監視カメラから、迷惑駐車・忘れ物・不審物や、迷子・転倒者の検知を行うことも可能です。
関連デモ動画
・以下の動画は交差点付近の車・歩行者・バイク・自転車をAIが認識している様子です。歩行者・バイク・自転車は、交差点エリアに侵入すると黄色の、さらに車両と接近すると赤色の網かけがされています。
この技術を商業施設内の監視カメラに適用することで、迷惑駐車・忘れ物・不審物を検知してアラームを出すことなどが可能です。
関連事例
商業施設等の課題3:商圏分析における交通量調査の自動化・駐車場の利用状況把握
店舗の出店の検討や商圏の分析のために、従来より人が目視により車両や人の交通量調査を行ってきましたが、近年では画像認識AI技術を活用した調査の自動化ニーズが急速に高まっています。一方で、調査場所・時間・天候といった観測条件の変化に対して、同一のAIソリューションで汎用的に対応するのが難しいという課題があります。
この課題に対してアラヤは、観測条件の変化に柔軟に対応できる高精度なAI交通量カウントソリューションをご提供し、様々なユースケースにおける交通量調査を、より高精度に実現いたします。
関連デモ動画1
・以下の動画は道路を走行する車を検知している様子です。
ここで使われているアルゴリズムは、カメラ画角や道路の形状、天候、時間といった耐環境性能に優れており、高い精度での交通量カウント(車両、自転車、歩行者)を実現できる汎用性の高いものとなっています。また、道路における逆走車・誤進入車の検知にも応用可能です。
関連デモ動画2
・以下の動画はドローンにより上空から俯瞰した駐車場内の車を検知している様子です。
この技術を監視カメラ・固定カメラに適用し、駐車場の混雑状況把握や空きスペースの検知、迷惑駐車の検知等にも活用可能です。
商業施設等の課題4:空調電力コストの削減
商業施設やビルでは、空調にかかる電力コストが非常に大きいという課題があります。また、空調の運用方法は、オペレータの方の経験や勘に頼っているという場合も多くあります。
この課題に対し、アラヤの空調最適化技術により、空調にかかる電力コストの大幅な削減を実現します。
具体的には、施設・ビルのセントラル空調・大型熱源や地域冷暖房(DHC)の制御機器をAIによりコントロールし、従来の人による制御よりもきめ細かく運用することで、余剰な電力消費を削減します。
関連事例
まとめ:商業施設等でAIの導入をご検討中の方へ
商業施設・不動産・小売店舗等へのAI導入については、ぜひアラヤにご相談ください。AI開発のご経験がある方にも、初めてAI開発に携わる方にも、丁寧な提案・説明を心がけております。